術後の早期回復に向けて

日帰り手術は低侵襲(身体への負担が少ない)な方法で行うものの、外科処置であることに変わりありません。術後の過ごし方によって、回復や合併症のリスクは変わってきます。このページでは、患者様が安心して日常生活に戻っていただけるように、術後の注意点について丁寧にご案内しています。手術前にも術後にもあらためて説明をいたしますので、ご不明な点があれば遠慮なくお尋ねください。
手術当日の過ごし方
手術当日は、麻酔の影響と身体の回復への配慮が必要です。大阪・守口市のこいと腎泌尿器科クリニックでの経過観察を終えてご帰宅いただいた後も、いくつか注意していただきたい点があります。
ご帰宅時の交通手段
手術後は、麻酔の影響が残っている可能性があります。ご自身での運転は避けて、タクシーまたは公共交通機関でのご帰宅をお願いします。特にウロリフト治療を受けられた方は、急ブレーキを踏むなどの腹圧がかかる動作によって出血のリスクが高まるため、当日中の運転はお控えください。
帰宅後の安静
ご帰宅後は、激しい運動、長時間の入浴、飲酒などを避けて、安静にお過ごしください。シャワーや入浴の可否は治療内容によって異なるため、術後の説明時にあらためてご案内します。麻酔の影響で眠気やふらつきが残ることがありますので、転倒や階段での移動には注意していただきますようお願いします。
治療別の生活上の注意点
術後の制限期間や注意事項は、治療内容によって異なります。
ウロリフト治療後
自転車や重い物を持つ作業、激しい運動など、腹圧のかかる動作は1週間程度お控えください。腹圧が強くかかると、術後に血尿が出やすくなる可能性があります。尿道カテーテルを留置した場合は、翌日に当院で抜去します。術後しばらくは排尿時の違和感や軽い出血が見られることがありますが、多くは経過とともに落ち着いていきます。気になる症状がある場合はご相談ください。
ボトックス治療後
身体への影響が比較的少ない治療のため、事務仕事などであれば翌日からの復帰が可能です。治療効果は数日かけて徐々に現れてくるため、効果を実感するまでに時間がかかる場合があります。
一方で、稀に尿が出にくくなることがあります。その際はお早めに当院までご連絡ください。
前立腺生検後
検査後には、血尿、血精液症、軽い会陰部の痛みなどが一時的に現れることがあります。多くは数日から数週間で自然に改善していきます。検査後しばらくは、激しい運動や長時間の座位を避けてお過ごしください。また、感染を予防するため、処方された抗生剤は指示された期間まできちんと内服してください。
包茎手術後
激しい運動や性交渉は、創部が落ち着くまでの期間(目安として4週間程度)お控えください。シャワーや入浴の可否、創部の消毒方法については、術後にあらためてご説明します。傷の治り方には個人差がありますので、経過観察の中で状態を確認していきます。
通院していただくタイミング
術後の経過観察は、治療内容に応じて以下のタイミングで通院していただきます。
- ウロリフト治療:翌日(カテーテル抜去がある場合)、1週間後、1ヶ月後
- ボトックス治療:1週間後、1ヶ月後、6~9ヶ月後(次回治療の検討)
- 前立腺生検:約2週間後(結果説明)
- 包茎手術:1週間後、3~4週間後(抜糸が必要な場合)、1~3ヶ月後
定期的な経過観察を通じて、回復状況の確認と、必要に応じた対応を行っていきます。スケジュールは患者様の状況に応じて調整しますので、診察時にご相談ください。
こんな時はご連絡ください
術後は稀に以下のような症状が現れる場合があります。気になる症状があれば、当院までご連絡ください。
- 38℃以上の発熱が続く
- 強い痛みが治まらない
- まったく排尿ができない
- 出血が止まらない、または大量の出血がある
- 創部の腫れや赤みが急に強くなる
診療時間内は、お電話でのご連絡を承っています。診療時間外で緊急の対応が必要と思われる場合には、状況に応じて連携医療機関へのご案内もいたします。