保険診療で対応する術式

真性包茎と嵌頓(かんとん)包茎は、保険診療の対象となる包茎です。大阪・守口市のこいと腎泌尿器科クリニックでは、患者様の状態に応じて、以下の二つの術式から選択しています。
環状切除術
環状切除術は、包茎手術の中で広く行われている標準的な術式です。余分な包皮を環状(リング状)に切除して、残った皮膚を縫合することで、亀頭が露出した状態を保てるようにします。
適切な切除を行うことで再び包皮が亀頭を覆わなくなるため、真性包茎の根本治療として用いられます。手術時間の目安は1時間程度で、局所麻酔下で行います。
背面切開術
背面切開術は、包皮の背側(上側)を縦に切開して、包皮口を広げる術式です。包皮をすべて切除するわけではないため、傷の範囲は環状切除術と比べて小さくなり、回復までの期間も短い傾向にあります。
嵌頓包茎の解除や、包皮口の狭さが主な問題となるケースに用いられる方法で、手術時間は環状切除術より短くできることが多いです。こちらも局所麻酔下で行います。
当院の手術で大切にしていること
患者様の満足度や、仕上がりへの不安に配慮しながら、当院では以下の取り組みを行っています。
術前のデザイン確認
手術前には、切開ラインや仕上がりのイメージを患者様と一緒に確認します。診察と手術前の確認を通じて、ご納得いただいた形で進めていきますのでご安心ください。
なお、小帯(裏スジ)の温存もご希望に応じて対応します。
痛みに配慮した麻酔管理
包茎手術では、陰茎根部ブロックと局所浸潤麻酔を組み合わせて、手術中の痛みを抑える対応をしています。麻酔薬を注入する際にチクッとした感覚がありますが、麻酔が効いた後は痛みを感じずに手術を受けていただけます。
痛みへの不安が特に強い方は、診察時にお伝えください。状態に応じて個別の調整をいたします。
吸収糸による縫合
縫合には、吸収性モノフィラメント糸を使用しています。時間の経過とともに体内で吸収される糸のため、抜糸の必要がなく、患者様の通院の負担を軽減できます。糸の跡が残りにくいことから、傷跡がきれいに治りやすい点もメリットです。症例に応じて適切なサイズを使い分けています。
癒着がある場合の丁寧な剥離
真性包茎の場合、亀頭と包皮が癒着していることがあります。当院では癒着部分を丁寧に剥離して、できるだけ自然な状態に整えていきます。剥離後の部位は、軟膏処置で経過を見ていけば、通常は問題なく治癒していきます。
受診から手術までの流れ
診察と説明
包皮の状態を確認して、適した術式をご提案します。切開ラインや仕上がりのイメージについても、診察の中で丁寧にご説明します。ご納得いただけたら、手術日を決定します。
手術当日
ご来院後、術前マーキングの最終確認を行ってから、麻酔と手術に進みます。手術終了後は院内で短時間の経過観察をして、体調に問題がないことを確認してから帰宅していただきます。
術後の過ごし方や生活上の注意点については、「術後経過」ページで詳しくご案内しています。