治療を選ぶ前の確認事項

どのような治療にも、必ずメリットとデメリットの両面があります。大阪・守口市のこいと腎泌尿器科クリニックでは、ウロリフト治療のメリット・デメリットの両面を丁寧にお伝えした上で、患者様ご自身に治療を選んでいただく姿勢を大切にしています。このページでは、ウロリフト治療を検討する上で知っておいていただきたいメリットとデメリットを整理してご案内します。
ウロリフト治療のメリット
手術時間が短い
ウロリフト治療は前立腺の組織を切除しないため、手術にかかる時間が短く済みます(所要時間は30分から1時間程度)。麻酔の使用量も抑えられますので、患者様の身体への負担を軽減できます。
出血が少ない
組織を切除しない方法のため、従来の手術と比較して出血量が少なくなります。輸血が必要になるリスクも低く、出血に関する不安が大きい方にも検討していただきやすい治療です。
日帰りで対応可能
入院を伴わずに治療を受けていただける点は、生活への影響を抑える上で大きなメリットです。お仕事やご家庭の予定を大きく変えずに治療を受けていただけます。入院に伴う準備や費用面の負担を抑えられることも、ご検討いただきやすい要素です。
インプラントは抜去も可能
ウロリフト治療で使用するインプラントは、後から取り出すこともできます。治療前の状態に戻せるため、他の治療方法への変更も視野に入れていただけます。組織を切除する手術では実現しにくい、ウロリフトならではの特徴です。
性機能を温存できる
前立腺の組織を切除しないため、性機能への影響が比較的少ないのもウロリフトならではの特徴です。従来の手術では起こりやすい逆行性射精(※)のリスクも、ウロリフト治療では低いとされています。
(※)射精時に精液が膀胱側に逆流してしまう状態
ウロリフト治療のデメリット
前立腺のサイズによる制限
ウロリフトはインプラントで尿道を広げるため、前立腺の容積が大きすぎる場合には、十分に広げられないことがあります。当院では前立腺容積が50cc以下を適応の目安としています。それよりも大きい場合は他の術式が必要なため、連携病院での入院治療を検討します。
効果の現れ方には個人差がある
すべての方に同じ効果が現れるとは限りません。前立腺の状態、症状の程度、生活背景などによって、改善の度合いに差が出ることがあります。事前の検査である程度の予測はできますが、確実な結果をお約束することはできない点をご理解ください。
術後の合併症
術後には、稀に血尿、排尿時の違和感、軽い痛みなどが一時的に現れることがあります。多くは数日から数週間で改善していきますが、術後しばらくは安静にお過ごしいただく必要があります。特に重い物を持つなどの腹圧のかかる動作は、しばらくの間お控えください。
治療の判断について
当院では、診察と検査の結果を踏まえて、ウロリフト治療が患者様にとって最適な選択肢かどうかを判断しています。あわせて、患者様ご自身が納得して治療に臨んでいただけるように、事前に十分な時間をかけてご説明いたします。不安なこと、わからないことがございましたら、ご遠慮なくお尋ねください。
手術がすべてではない
手術はあくまで治療の選択肢の一つです。患者様の状態やご希望によっては、薬物療法の継続や経過観察といった方針が適している場合もあります。当院では、症状の改善だけではなく、患者様がどのような生活を望まれているかを伺った上で、ご希望に沿った治療方針を一緒に組み立てていきます。