尿が近いと感じる方へ

加齢に伴い「トイレが近くなった」と感じている方は非常に多いです。よくある症状ではあるものの、前立腺肥大症などの病気が原因となっていることもあるため、気になる方は一度状態を確認しておくことが大切です。
頻尿の判断目安
医学的には、日中8回以上または夜間1回以上のトイレを頻尿の目安としていますが、回数だけで判断するものではありません。本人がつらいと感じているか、生活への影響が出ているかが、受診を考える上での大切な判断軸となります。大阪・守口市のこいと腎泌尿器科クリニックでは、頻尿の原因を見極めた上で、段階的な治療をご提案しています。
このようなお悩みはありませんか
- 外出先でトイレの場所がいつも気になる
- 会議や長距離の移動中にトイレが心配になる
- 水分を取るのを我慢している
- 夜間に1回以上トイレで起きる
- 急に強い尿意が起こり、我慢できないと感じる
一つでも当てはまる方は、当院で症状の原因を整理するところから始めてみませんか?
頻尿の主な原因
頻尿の背景には、複数の原因が考えられます。原因によって治療の方針も変わってくるため、診察と検査を通じて見極めていきます。
過活動膀胱
膀胱が意思とは関係なく過剰に収縮することで、強い尿意や頻尿が起こる状態です。加齢に伴って増える傾向があり、男女ともに見られます。突然強い尿意が起こり、我慢できないと感じる「尿意切迫感」を伴うことが特徴です。
前立腺肥大症(男性の場合)
男性の場合は、前立腺が大きくなることで尿道が圧迫されて、頻尿が起こることがあります。残尿が増えてしまうことで、トイレの間隔が短くなることも原因の一つです。50歳以上の男性に多く見られる疾患で、年齢を重ねるほど発症リスクが上がる傾向があります。
その他の原因
- 水分やカフェインの過剰摂取
- 膀胱炎などの感染症
- 糖尿病や腎臓の疾患
- 緊張やストレスによる心因性のもの
治療の選択肢
頻尿の治療は、原因と症状の程度に応じて段階的に進めていきます。
- 生活習慣の見直し(水分摂取の調整、カフェイン・アルコールの制限)
- 薬物療法(抗コリン薬:膀胱の収縮を抑える薬/ベータ3作動薬:膀胱を広げて尿を貯められる量を増やす薬/前立腺肥大症の場合はα1遮断薬:尿道や前立腺の筋肉を緩めて尿の通りを良くする薬)
- 手術(薬物療法で改善が乏しい場合の選択肢)
すべての方がすぐに手術となるわけではありません。まずは原因の見極めと、生活習慣の改善や薬物療法から始めていきます。
薬で改善しない場合の選択肢
薬物療法を続けても十分な改善が得られない方には、日帰り手術という選択肢があります。原因に応じて以下の治療を行います。
- 前立腺肥大症が原因の場合:ウロリフト治療(インプラントで尿道を広げる手術)
- 過活動膀胱が原因の場合:ボトックス治療(膀胱の壁にボツリヌス毒素を注入する治療)
「薬を続けているがあまり効果を感じない」「薬の副作用が気になる」「これ以上はもう仕方ないと諦めかけている」という方は、別の選択肢があることを知っていただくだけでも、今後の方針を考える上で役立ちます。
我慢せずにご相談ください
頻尿は「歳のせい」と諦められがちな症状ですが、適切な治療によって症状を抑えられることが多くあります。トイレの回数が減れば、長時間の外出や移動が気にならなくなり、人との約束も入れやすくなります。気になる症状があれば、お早めにご相談ください。